なぜ鋳物なのか?
銅合金鋳物の特性
銅合金は銅を主素材に、製品の用途などに応じて他の素材を混ぜた金属のことです。この銅合金を鋳造して、銅合金鋳物にします。 工業機械、電機通信機器、バルブ、水道金具、船舶部品などの業務製品から、家庭や公共施設等での装飾品、造形作家や美術大学、 趣味の工芸など、実用と創造性の幅広い分野で用いられています。
熱伝導性、電気伝導性に優れている。 耐食性や耐磨耗性に優れている。 耐圧性に優れ、適度な強度をもつ。 耐磨耗性が優れている。 軸受特性もが良い。 光沢感が美しく、装飾性もある。 その特性は、調合素材によっても変化する。
鋳物によるコスト削減!!
精密一体化成型による大型薄肉アルミ鋳物。3次元局面も自在に美しく、コストも削減。
スタジオ用テレビカメラの移動台台車カバーです。
従来は板金製品でしたが、デザイン性が重視された新機種では3次元曲面となるため、下記の図のように部品点数が増えてしまいます。どうしても複雑重厚化し、コストも高くなってしまいます。
そこで
高度な一体化成型で、1/7に省部品化。
「大型で、デザイン的にも、そしてコスト面でも」のリクエストに、当社の「高度な一体化成型技術を駆使した大型薄肉アルミ鋳物」で応えました。 品質とコストバランスの両面からお客さまのご要望を満たし、極めて高い評価を戴きました。
当初、「板金加工×7部品」の予定を、当社提案の「高度な一体化成型」で、1/7に省部品化。
従来の方法では重厚複雑化、高価格化してしまう製品づくりの課題に応えました。